元祖繁華街!意外と知らない、銀座の歴史2銀ブラのルーツと奇跡の復興

簡単な前回のおさらい。
銀座大火によって、建物の多くがレンガ造りに変わった。
西洋化が進んだ銀座。

前回の記事を読みたい方はこちら。

元祖繁華街!意外と知らない、銀座の歴史

 

流行の最先端?ハリボテ?

銀座レンガ街の様子

華やかな場所には事件がつきもので、雑誌社や新聞社が多く誕生していた。
現在の銀座一丁目の場所には発行部数一位を誇る読売新聞社があった。ちなみに読売新聞は発行部数でギネス記録も持っているらしい。

外国人から見ると、当時の煉瓦造りの建物が並んだ銀座はなんとも言えないハリボテに映ったようだ。
フランス人法律家のジ・ブスケは「確かに美しいが、東洋的な趣の全くないギンジャ(銀座)と言われる通りに立つときなんという裏切られた気持になることだろうか」と述べている(「日本見聞録Ⅰ」野田良之・久乃圭一郎訳)。
大火に焼かれて作った急増なわけで、ここまでのクオリティであることをほめてもらいたいものだが、日本らしさを求めていたようだ。

 

このころになると街路樹も桜、松、楓から変わり、柳に植え替えられていた。銀座といえば柳。銀座の街も変化の中にあった。
文明開化によって馬車が往来するようになると、馬車が走る際の砂煙によって桜や松が枯れていった。枯れ木の代わりに柳を植えたところ存外残ったというのが始まりらしい。柳が植えられた時期に関しては諸説あるが明治17年ごろのことだった。
当時柳通りには露天商が多く存在しており、夜に商いをしていた。柳を撤去しようとした時には住民から大反対があったようで、柳は当時の銀座っ子にとっても特別な意味を持っていたようだ。

大正期に入る頃になると、「煉瓦作り住みづらい?」となってきたため煉瓦作りの住居を日本風に改造する店舗が増加してきた。
内部は畳を敷いたり、暖簾をかけたり住みこなしていた。日本は文化を日本にあったものに変えるのが得意だが、銀座の街並みも例外ではなかった。
元祖文化を盗むのがうまい国とも言えるだろう。

はたから見れば最先端。西欧チックでお洒落な街に当時の若者たちは夢中になった。
その結果大正期には、「銀ブラ」という言葉が流行することになる。言葉の由来は諸説あるが、銀座の街をぶらぶらすることを示す。
銀座の街をただ歩くことが、かっこいいと思う若者たちが集まってきた。
現在と同じ意味で、銀座の街をぶらつくことを示す言葉だがごろつきや不良を暗喩する意味も込められているようだった。
このことから察すると今とはイメージが違い渋谷や原宿のような若者の街として捉えられていたのかもしれない。

「渋ブラ」や「原ブラ」とは聞いたことがないため、語呂の問題だろう。

若者の街らしく、娯楽としては新しいビリヤード場やボウリング場などが沢山建設されたようで流行していた。
ちなみにボウリングの歴史は古代エジプトまでさかのぼるらしい。
この話題だけで結構書けそうなので止めておこう。

 

関東大震災、不燃都市燃ゆ

大正12年(1923年)9月1日、銀座はまたもや大火に包まれることとなる。関東大震災は銀座の街に壊滅的な被害を与えた。昼時に起きた震災であったために、火を使っている家庭が多く各地で火災が発生し多くの建物が焼失してしまった。不燃都市として構想された銀座は皮肉にも、火事で失われることとなる。地震をきっかけに都市は煉瓦家屋の取り壊し昭和通りの整備、晴海通り、外堀通りの拡幅が行われた。

この災害から翌年銀座は奇跡の復興を成し遂げる。そこには商工業者たちの熱い思いが存在していた。銀座通連合会の前身である京新聯合会は「罹災地を離れ移転する」という各店舗の考えを抑え、「商店は従前のところで開業すること」という決定をだし、建物は二階建のバラックとして10月中旬に完成させ、11月早々に年末大売り出しを開始することに決めた。銀座復興会を立ち上げ、翌月には街にはバラック(長屋)が立ち並び、電気と水道を復旧させた。住民たちの努力のかいもあり、予定通り11月1日には一斉開店にこぎつけた。この当時のバラックの建設には前衛的なアーティストが多くかかわったというのもあり、かなり話題になったようだ。その当時にデパートが進出してきており松坂屋が大正13年にオープンした。松屋銀座も14年にオープンした。

当時の銀座は、現在の銀座のイメージに近いのかもしれない。
奇跡の復興を遂げた銀座の行く末が気になるところだが今回はこの辺で終わりにしよう。

 

ちくわ

こんにちは。ちくわです。すすめられたモノはなんでも興味を持つことで有名です。難しい顔をしている時が多いですが、9割がた何も考えていません。夕方17時を過ぎると晩御飯のことを考え始めます。
最近の趣味はyoutubeで虫同士を戦わせる、「リアルムシキング」を見ることです。小さなカブトムシがヘラクレスオオカブトに挑んで行く姿は涙なしでは語れません。全米が泣くことは間違いないでしょう。

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