元祖繁華街!意外と知らない、銀座の歴史

「銀座ってどんな街?」こんな質問をしたときあなたならどう答えるだろうか。「銀座ねえ。あの高級そうな町ね。」確かに町には高級ブティックが並び、優雅にお茶をしている貴婦人たちが多い。しかし、ふらっと立ち寄ったたばこ屋の店主の発言は衝撃的なものだった。

「昔は人がいっぱい住んでて、ビルなんてなかったのに不便になった。」

「まっさかぁ」

「・・・・・・。」

桑田さん、見つめあって素直にならない方がいいこともあるんですね。
嘘だろうなぁと思いながら調べていくと銀座の歴史で面白いことがわかって来た。

簡単なまとめ版
江戸時代から400年の歴史を遡り銀座の街を見ていきたい。「銀を取り扱う座」が名前の由来にある。金が集まる場所には人が集まり、花街として発展していく。江戸は喧嘩と火事の街。例外なく銀座も燃えた。
しかし灰の中から生まれた煉瓦街、挫折から立ち直る美しさを備えた銀座は人を今でも魅了してやまない。

第一章「てやんでィ、江戸の銀は俺に任せろぃ」 編
銀座」の由来は江戸時代に遡り、幕府のために銀を取り扱う座(商工業者や芸能集団の同業組織)が存在していたことにある。
関ケ原の戦いを経て、250年の泰平の世を築いた徳川家康は1603年に江戸幕府をたてた。駿府(現在の東京都府中あたり)にあった銀貨鋳造所を現在の銀座二丁目へと移した。その頃から新両替町は、「銀座」と呼ばれるようになったらしい。主な業務としては、銀貨の鋳造や銀の買い付け事務などを主な業務としていた。その結果として、物や人が集まる土地として銀座は成長を遂げていった。そんな繁栄に伴い、銀座は繁華街の代名詞となっていくことになる。いつの時代も、お役人というのは羽振りがいいようで、裏では法に触れるようなこともしていたらしい。昔もいまも変わらずに、役人による汚職が発覚した「銀座」は、1800年に日本橋の蛎殻町(かきがらちょう)に移されることとなる。物が捨てられないわたしにはよくわかるけれども、慣れ親しんだものは捨てられないものだ。そういうわけではないのかもしれないが、繁華街の代名詞「銀座」という名前だけは後世まで残ることとなった。

そして、話をちょーっと脱線するが、当時の銀座には役者が多く住んでいて伝統芸能である能の「観世」、「金春」、「金剛」の能役者たちの拝領屋敷があった。現在の銀座一丁目である、旧木挽町には芝居小屋が立ち並んでいて芸能の街として古くから有名だった。その名残は現在も存在しており、歌舞伎役者がイベントで通りを練り歩くなどをしている。新大久保で韓流アイドルが練り歩くこともあるが、昔からそういうのはあったらしい。

当時の銀座でも役者を一目見た町娘たちが黄色い声援を送ったことだろう。うん、うらやましい。

銀座大火、灰の中に見えた微かな光明

繁栄を極めた銀座だったが、明治に入ると影を落とすようになってきた。明治期に、東京は二度炎に包まれることになる。炎上芸人もびっくりなくらいの大炎上。町が変わってしまうくらいの大火事だった。

明治5年(1872年)に起きた銀座大火は、江戸時代の銀座の街の様相を大きく変えてしまった。件の銀座大火によって、西欧レンガのハイカラな町へと再生していくことになる。大規模な区画整理とトマス・ウォ―トルスの設計による西欧都市を目指した銀座へと生まれかわっていく。この政策には、火事がとにかく多かった江戸を不燃都市にすることが目標に置かれていた。ロンドンのリージェント・ストーリートに倣い、銀座煉瓦街が形成されていくことになる。街路樹やガス灯、アーケードが作られていき、1877年に全街区が完成した。大火は江戸の名残を消し新たな時代の芽吹きを生み出した。大正デモクラシーの先駆けともいえるのだろうか。

突然だが、読者の皆様方は煉瓦の家に住みたいと思うだろうか。おしゃれだし、住みたいと考える方も多いかもしれない。だが、実際にはめちゃくちゃ人気がなかったらしい。

日本の高温多湿な気候には、煉瓦造りの家は合わなかったようで、雨漏りの被害がとにかくひどかった。そして湿気によって食べ物が腐ってしまうために住むのには適していないと考えられていたようだ。大金をかけて作ってしまったはいいものの、誰もすまないという状況が政府を苦しめた。しかし、住まなければ安いし良物件だということで多くの会社がそこに入るようになる。なかなか表舞台には出てこないが、煉瓦家屋が囲む路地裏には多くの職人が住んでいて、活気があった。

ともかく銀座には芸能から工業など色々な人たちが集まる街だった。

長くなってきたので、次の機会に。

ちくわ

こんにちは。ちくわです。すすめられたモノはなんでも興味を持つことで有名です。難しい顔をしている時が多いですが、9割がた何も考えていません。夕方17時を過ぎると晩御飯のことを考え始めます。
最近の趣味はyoutubeで虫同士を戦わせる、「リアルムシキング」を見ることです。小さなカブトムシがヘラクレスオオカブトに挑んで行く姿は涙なしでは語れません。全米が泣くことは間違いないでしょう。

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