生きていく中で何の影響も受けていない人は誰もいないだろう。
ある日見た映画だったり、ニュースだったりが当事者の血肉になっている。
デイヴィット・ヒュームの「人生論」の中にはこんな一節がある。
「心は一種の劇場だ。そこではいろいろな知覚が次々に現れる。去っては舞いもどり、いつの間にか消え、混じり合ってはかぎりなく様々な情勢や状況を作り出す。」
心が動くのは何かを見たり聞いたりした時だろう。
銀座一丁目から少し離れてしまうが「パラリンピックギャラリー」が7月20日から開催されている。
展示の中では、瀬立モニカ選手の練習や合宿先での村民とのふれあいの様子を撮影したものや世界のパラアスリートからのメッセージを見たりすることが出来る。
実際にパラスポーツを体験することも可能だ。
夏の最後に訪れてみるのもいいだろう。
8月24日からパラリンピックが開催される。パラリンピックの理念は「機会均等と完全参加」だ。
これはスポーツだけにとどまらないだろう。社会進出の意味も含まれている。
パラリンピックの開催に留まるだけでは、変革は訪れないだろう。
パラリンピックが見る人々の「心の劇場」の中でロングランすることを祈っている。
イベント名 | パラリンピックギャラリー銀座 |
期間 | 7月20日(火)から9月5日(日)11:00~18:00 |
住所 | 〒104-0061 東京都中央区銀座6-5-13 銀座美術館ビル1 |
公式ホームページ | https://para-tokyo2020.tokyo/ginza/ |