令和版銀ブラレポート②梅雨を飛び越えた初夏の柳の中でであったもの。

春が過ぎて、色ずく柳。初夏のにおいが立ち込めつつある銀座一丁目。
コロナ渦中の中で沈んだ表情をしていた人たちの表情も心なしか明るくなっているように思う。
梅雨の匂いも、じめじめと肌に絡みつく湿気も今年は体験しないのかもしれないと思うとどこか寂しさを感じる。
暑さを楽しむことの切っ掛けになるようなジェラートと出会えたことは怪我の功名に思った。

腕まくりをして、汗をぬぐう通行人の姿を見てより暑さが私の背中を追いかけてくる、そんな昼下がり。
背中を伝う汗が、気持ち悪い。
汗をかかない人間がいるのならば、ハンカチなどもいらなく荷物も少なくて済むのに。
なんて悪態を自分の中で消化する。

例外にもれず、「銀ブラ町取材」というテーマで銀座一丁目の通りを取材している。
一歩歩けばこれは取材なのだろうか、ただの散歩なんじゃないか、さぼっているだけじゃないのか。
そんな疑問が頭の中を駆け巡り、しつこく挨拶をしてくるが、華麗なスルーを決め込んだ。

それにしても熱い。
甲子園もコロナで無くなり、ビールを片手に見るという楽しみが失われている状況に絶望しながら、
銀座一丁目を牛歩戦術していると、目に入ってきたのがOLの女性たちだった。

この言葉だけ聞くと毎度のごとく不審者のようだが、注目したのはその手に持っているものだった。
おじさんの界隈では、冷たくて甘いものは全てアイスクリーム。
実は、アイスクリームの中にも種類があって、ジェラートなんてものもあるらしい。
もちろん名前は聞いたことがありました、食べたこともあったかもしれません。
ジェラートと意識したことはなかったかもしれません。まさに、女性たちが手に持っていたものがその“じぇらーと”だった。

ジェラートとアイスクリームには明確な定義があるらしい。
日本ジェラート協会によると、アイスクリームは乳固形分15%以上その内8%は乳脂肪でなければならない。
一方でジェラートは、イタリアでは通常5%前後の乳脂肪でジェラートを製造するのが一般的だが日本では乳脂肪分は4〜8%のものがおおい。
そのようなものは、日本の省令では「アイスミルク」に分類されるそうだ。
協会があるのかという驚きもあるが明確な定義があることにも驚きだった。

女性たちが来た方向を見てみると、オレンジの色を基調とした店舗の外観の「マリオジェラテリア 銀座店」を見つけた。

豊富な種類のジェラートは季節のフルーツなどを使って作られている。

10種類のジェラートが並ぶ様子は、ジュエリーボックスを彷彿とさせる。
トリプルベリーにピスタチオ、塩キャラメル、イチゴミルク、ベルギーチョコレート、シチリアレモン、ヘーゼルナッツ、マンゴー、バニラ。
綺麗に並んだジェラートジュエリーは見ているだけでも心が満たされていく。
数多く並んだジェラートの一つ一つが魅力的に映った。

「おすすめをお願いします」と聞いてみると、ピスタチオと塩キャラメルをおすすめされた。
なので、おすすめの塩キャラメルとマンダリンオレンジをダブルで頼んでみた。
オレンジとチョコレートの組み合わせはスイーツの中で鉄板だということは知っていたので。
一歩冒険して、塩キャラメルにオレンジを組み合わせてみた。

一つ一つで食べるおいしさと、二つを混ぜて食べる楽しさと。
マンダリンオレンジの果実を食べているようなみずみずしさと塩キャラメルの塩味とコク深さ。
合わせて食べてみると塩キャラメルの甘さをマンダリンオレンジがすっきりと締めてくれる。

ジェラートのおいしさもさることながら、暑いこともスパイスになっているなと感じた。

強い日差しは苦手だが、この体験ができるのならば暑さも悪くはないなと思った。

店舗情報はこちら

マリオジェラテリア 銀座店

電話番号 03‐3562‐2381
営業時間 12:00〜17:00
定休日 日曜日・月曜日・祝日
住所 〒104-0061
東京都中央区銀座1-13-10
OPPEN GINZA BLDG. 1F
アクセス ・東京メトロ有楽町線
「銀座一丁目駅」10番・11番出口より徒歩1分
・東京メトロ銀座線 / 丸の内線 / 日比谷線
「銀座駅」A13出口より徒歩5分
サイトホームページ http://www.mariogelateria.com/our-shops/

前回の銀ブラレポートが気になる方はこちらから。

令和版 銀ブラレポート①

ちくわ

こんにちは。ちくわです。すすめられたモノはなんでも興味を持つことで有名です。難しい顔をしている時が多いですが、9割がた何も考えていません。夕方17時を過ぎると晩御飯のことを考え始めます。
最近の趣味はyoutubeで虫同士を戦わせる、「リアルムシキング」を見ることです。小さなカブトムシがヘラクレスオオカブトに挑んで行く姿は涙なしでは語れません。全米が泣くことは間違いないでしょう。

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