PCで文字を打っているとよくあるのが、誤変換だ。「パソコン原始人」なんてあだ名を大学生の時につけられたが、懐かしい。日本漢字能力検定協会は誤変換で面白い変換ミスの事例を公募して、優秀賞を決めている。優秀賞から「うまくいかない画像サイズになった」を、「馬食い家内が象サイズになった」と変換している。「明日は我が身ではないか」、日々の食事が大食いチャレンジとなっている現状をみて時に思う。
新型コロナウィルス流行は飲食店の現状を変化させた。飲食店に人が来ないことは死活問題だ。そのような時勢の中で「Uber Eats」や「出前館」などが流行るのは必然だろう。銀座一丁目の飲食店も例外ではない。どの店の入り口にも出前アプリの宣伝が並ぶ。「店舗のおいしいものを出前で食べられるようになることはいいことだ」、と思いながらもどこか物足りなさを感じる。店長のおすすめをなんて話して、うまいもんを出してもらうことは店に行かねば経験できまい。店主の温かさのありがたみに気づく。そんなことを言いながら出不精の私は出前アプリを開いている。
今日も今日とておいしいものを出前する。ハンバーガー?オムライス?焼肉?やっぱりいつものつけ麺か?選んでいるときが楽しいわけだ。我ながら舌が子供だなぁと思いつつも、お子様が好きなものは大体美味いものだ。大盛をえらぶ。いや特盛か?と曇らせながら。え、ダイエットは明日から。